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住民の8割が有権者の町・綾川町で4年に一度の審判【綾川長町選挙/綾川町議会議員選挙】—を数字で読み解く—前回当選ラインはたった316票

令和8(2026)年4月14日(火)、令和8年4月19日(日)執行の綾川町長選挙・綾川町議会議員選挙が告示されました。

朝8時30分から綾南農村環境改善センターで立候補届出の受付が始まり、町内各地では選挙カーの声が響きはじめました。例年と比べて選挙運動の活気を感じる告示日——4年に一度の「審判の日」へのカウントダウンが始まりました。

投票日は今週日曜日、4月19日です。

8割が有権者の町、綾川——約2.4万人の町で、約1.9万人が一票を持つ

町民のおよそ8割が有権者

まず、綾川町という町を数字で見てみましょう。

総人口は約24,120人(令和2年国勢調査ベース)。令和8年3月時点の選挙人名簿登録者数は19,139人(男性9,251人・女性9,888人)です。なんと町民のおよそ8割(79%)が選挙権を持っていることになります。

町民の年齢構成

有権者の年齢構成を見ると、そのリアルがより鮮明になりますね。令和2年国勢調査をもとに推計した有権者の年齢分布は以下のとおりです。

年齢層人口(令和2年国勢調査・推計)備考
10代(18〜19歳推計)約380人全体の約2%。選挙権が18歳に引き下げられて以来の注目世代
20代約1,528人
30代約2,182人
40代約2,963人
50代約2,494人
60代約3,480人
70代約3,573人最多層
80歳以上約2,294人

最も人数が多いのは70代(約3,573人)、次いで60代(約3,480人)。この2世代だけで有権 者全体の推計37%を占めます。一方、10代・20代を合わせても約1,900人・全体の10%程度にとどまります。

こうした構造のなか、特に注目されているのが10代有権者の投票行動です。2016年に選挙権年齢が20歳から18歳に引き下げられて以来、若者が初めて一票を手にする選挙が続いています。

先の解散総選挙では、全国的に10代・20代の投票が話題に上りましたが、後にも述べる通り、綾川町では当選に占める一票の割合が大きく、数こそ少ない10代の票ですが、「若者が選挙に行く文化」を地域に根付かせるという意味で、今回も注目されます。

ただ、出生数に注目すると興味深いことがわかります。綾川町の出生数は2018年から2022年にかけて195〜196人とほぼ横ばいで推移しており、同期間に出生数が8〜14%減少している県内他市町村と比較すると、子育て世代が比較的定着している町と言えるかもしれません。

 

【2026年の綾川町長選挙】現職 vs 新人の一騎打ち

町長選挙は定数1に対して2名が立候補届出を行いました。いずれも無所属です。

届出順氏名読み年齢党派現新職業
1三好 東曜みよし とうよう47歳無所属合同会社代表社員
2前田 武俊まえだ たけとし73歳無所属町長

現職・前田武俊町長(73歳)に対し、綾川町小野在住の新人・三好東曜さん(47歳)が挑む構図です。三好さんはnoteで情報発信を行っており、ウェブでの活動にも積極的な印象を受けます。

町長選挙が告示される選挙となったのは2022年に続いて2期連続。2022年も、44歳の町議現職が挑むという、今回と同じ構図でした。前回は、現職の前田町長が現職の強さを見せつける結果となりましたが、今回はどうなるか・・・。

 

全17名の立候補者一覧(届け出順)

定数14の議席を17名が争います。3名が議席を逃す、近年で最も競争の激しい選挙戦です。

届出順氏名読み年齢党派現新職業
1浜口 清海はまぐち きよみ71歳無所属会社役員
2三好 和幸みよし かずゆき63歳日本共産党自営業
3川﨑 泰史かわさき やすふみ48歳国民民主党会社役員
4福家 利智子ふけ りちこ68歳無所属団体役員
5大西 哲也おおにし てつや45歳無所属農業
6三好 宏二みよし こうじ65歳無所属無職
7河野 雅廣こうの まさひろ74歳無所属会社役員
8大野 直樹おおの なおき48歳無所属会社役員
9森 健人もり けんと42歳無所属農事組合法人理事
10森 繁樹もり しげき47歳無所属会社役員
11井上 博道いのうえ ひろみち73歳無所属音楽家
12山田 泰史やまだ やすし51歳国民民主党会社役員
13伊藤 美由紀いとう みゆき54歳公明党団体役員
14西村 宣之にしむら のりゆき68歳無所属農業
15岡田 芳正おかだ よしまさ71歳無所属農業
16小田 郁生おだ いくお66歳無所属自営業
17植田 誠司うえた せいじ67歳無所属農業

党派・新旧の内訳

  • 無所属:13名(現職11名・新人2名)
  • 国民民主党:2名(現職1名・新人1名)
  • 日本共産党:1名(現職1名)
  • 公明党:1名(新人1名)

新人4名の中では、農事組合法人理事の森健人さん(42歳)が候補者の中の最年少です。

綾川町は、商工会の若い方達がとても熱心な気がします。森さんも、商工会→青年部→町議へ、と「町のために」と、ある意味ステップアップ(?)に挑戦される方(この流れの現職(=先輩)も多数いらっしゃいます)。

一町民からすると、大きな変動ではなく、少しずつ若い議員が当選してゆるやかな世代交代が進んでくれた方が、安心感が持てます。その意味で、森さんの動向には注目です!

 

一票の重さが浮き彫りとなる地方選挙——前回の当選ラインは316票

少し票読み(?)的な話をしてみましょう。

前回2022年の町議選の投票率は62.41%でした。有権者数19,139人に同率を当てはめると、今回の総投票数は約11,960票と推計されます。

これを定数14名で割ると、1議席あたり約850票ですが(実際には候補者ごとに得票数が異なりますので、あくまで目安です)、投票が実施された2022年では316票2014年では525票が当選最低得票数でした。

綾川町の有権者数は約1.9万人。友人・知人・家族に「ねぇ、選挙あるの知ってる?」と声をかけるだけで、その選択が十分に結果を左右しうる規模感です。

また、10代・20代の若い世代が投票率を10ポイント引き上げるだけで、合わせて約190票が新たに加わる計算になります。前回までの当選ラインが300~500票程度であることを考えると、若い世代の参加が選挙結果を動かす可能性は決して低くありません。

一人ひとりの一票が、文字通りそれぞれの結果を左右する、地方選挙の醍醐味がそのまま表れるような選挙になりそうです。立候補者のみなさんの心情を察するに余りあるところはありますが。。。

投票日は今週日曜日、4月19日です

投票日は4月19日(日)。期日前投票は4月18日(土)まで綾川町役場等で受け付けています。

4年に一度のこの機会、ぜひ候補者の情報を確認のうえ、大切な一票を投じましょう!

◆ 立候補者一覧(綾川町公式・PDF)
http://www.town.ayagawa.lg.jp/docs/2026041400027