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今や自転車とホッケーのまち「綾川町」が熱い!―COPPA綾川2025開催

COPPA綾川2025

JCBFロードサイクルレース:COPPA綾川2025 開催!!

綾川ふれあい運動公園
スタート/ゴール地点となったふれあい運動公園より

 のどかな田園風景と山々に囲まれた、我らが綾川町。

 この町が、近年「自転車とホッケーのまち」として全国から注目を集めてるとか、いないとか・・・。

 その象徴が、去年は9月に、そして今年は6月8日に開催されたJBCFロードサイクルレース「COPPA綾川」。

COPPA綾川レース風景

 日本実業団自転車競技連盟(JBCF)が主催するこのレースは、プロアマ問わず全国のロードレーサーが集う本格大会で、町内を周回する約7.9kmの特設コースは、アップダウンのバランスが絶妙で、「玄人泣かせ」の難コースと言われているそうです。

COPPA綾川レース風景

  

「自転車の町」としての挑戦

実はロードレース会場としては歴史のある綾川町

 合併前の旧綾上町では、平成2年(1990年)から自転車ロードレースが行われてきたほか、平成4年(1993年)には全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が行われるなど、実はロードレースと所縁と歴史がある町なんです。

 そう、このCOPPA綾川は、過去にインターハイの自転車競技会場となったレガシー(遺産)を活用し、令和の時代にアップデートしたロードレースと言って良いのかも知れませんね。

  

自転車によるまちづくりを推進

2023年に開催されたスポーツサイクルフェスタの様子

 また、綾川町は瀬戸内地域と連携したサイクリング文化の推進地として動き出しています。

 その一環が、昨年10月に開催された、Setouchi Vélo協議会の開催です。e‑バイクのトライアルやサイクリングルートの整備状況の報告、高齢者の自転車利用についての議論など、自転車を通じた地域活性化の可能性と具体的な取り組みへの議論が交わされました。


 同時に、サイクリングロード(府中湖周辺など)や観光地(道の駅滝宮、ヤドン公園)を巡る視察も実施されており、綾川町は、まさに今、自転車活用による地域課題の解決策を模索している真っ最中!という感じです。

  

自転車「だけじゃない」ホッケータウンとしてのもう一つの顔

 綾川町は、日本ホッケー協会による公式認証制度「ホッケータウン」の認定を受けており、四国で唯一の自治体として登録されています。
 

 そして、現在男子ホッケー日本代表の川原大和選手(立命館大学)は、綾川町出身!川原選手は綾川町のアンバサダーを務めるなど、町内のホッケー人気の一躍も担っています。

 そんな地元ホッケー活動の隆盛を支えているのが、町内にあって2021年にリニューアルされた「ふれあい運動公園」です。

綾川町ふれあい運動公園

 人工芝グラウンドが整備され、ホッケー場が2面とれる他、フットサル場として使われるなど多目的に活用されており、まさにホッケータウンの中心として競技人口の拡大に貢献しています 。

 この(2025年)1月にも「梅の里あやがわホッケー教室」が開催され、東京オリンピックに出場した元日本代表選手や現役の綾川町出身選手が指導するホッケー教室には多くの子ども達が参加してくれました。

 8月には全日本中学生選手権大会の男子の部が、綾川町で開催されるようです。

  

ロードレースの風を受けて

COPPA綾川レース風景

 まちづくりにおいて、そこに住む人たち自身が、その良さに気づいていないというのは、ままあることです。

 2回目を迎えるCOPPA綾川も、まだ地元に住む私たちに、その情報がしっかり届いているとは言い難く、PR不足はいなめません(ただ、私がお話を聞いた地元のボランティアのお父さんは、青いボランティアTシャツを誇らしげに着こなし、楽しそうにされていました!)

COPPA綾川ボランティアTシャツ


 しかし、このCOPPA綾川のように、高校生やアマチュアからプロまでもが走行する本格的なロードレースが、わが町で開催されること、しかも、このレースが一過性のものではなく、先に触れたように、自転車を通じたまちづくりにもつながるある素晴らしい大会であることは、疑いようがありません。


 スポーツには、異なる場所や世代の人々をつなげ、動かす力があります。ロードレースの風を受け、この綾川町がスポーツを通じた魅力ある取組を、ますます進めてくれることを期待しています。

COPPA綾川レース風景

  

最後に

 最後に、地元議員さんが文字通り体をはって、このCOPPA綾川の過酷なレース会場を紹介されている動画をはって、この記事を締めくくりたいと思います。