店頭での本番レポートはこちら!
「聞こえない」は弱みではない。当事者の想いこもった企画「タリーズの店員さんになろう!」
東京2025デフリンピックにて、デフバドミントン代表の片山結愛選手が
香川県郷土勢で初となる金メダルを獲得したその翌週ー

同じく香川県高松市内のカフェ、タリーズ西宝店を舞台に
「聞こえない・聞こえにく」を強みにかえよう!
というイベントが行われました。


「きこえないことは、弱みではなく強みになる。
私たちならではの接客を作り出す。」

聴覚障がい者の当事者である、入谷那々花さん(香川大学教育学部)が
自らの経験と想いを込め、企画したイベント。
たかまつ讃岐てらす財団冠基金「ONDO次世代リーダー応援ファンド」
の助成を受け、タリーズ西宝さんの全面協力を得て
12月6・7日に、全4回中の最初の2回が開催されました。

「口で話すな!」難しいミッションが生み出す自然なコミュニケーション
イベントは1日目、2日目ともに、最初は自己紹介から始まったのですが
そのミッションがなんと、「声をつかわずにはっぴょうせよ!」笑

きこえる子も、きこえない子も、同じルール。

いつも手話を使っている人、手話が使える人に教わる人
ジェスチャーや表情を駆使する人


絵を書いて確認したいことを聞く人・・・


自然とこぼれる笑顔に、はずむ「会話」。

手話の世界が表現される際によく使われる言葉
「静かだけれど賑やか」
とはこのことか・・・とファインダー越しに感じました。
この際なのでお互いに聞きたいことを聞いてみる

「補聴器を外すタイミングは?」
小学生の素朴な疑問に、会場は盛り上がりました。

同じ補聴器ユーザーでも、やはり使い方は人それぞれのようで
しかも、日常ではお互いに
そんな話題には、わざわざ触れないようで

帰ってすぐ外す?右だけ外す、とか
それぞれの生活リズムの中での補聴器との付き合い方は
ユーザー同士はもちろん、健聴者の立場からも
聞いていて面白かったです。
その流れから「聞こえ方」の話にもなって・・・
意外だったのは、(難聴の方達からしたら、当り前?)
難聴の方、同じ補聴器ユーザーでも
皆さん聞こえ方が違うそうで。
機器を使えば、ある程度は聞こえる方から大丈夫、という方
聞こえるけれど、色んな音が一度に入ってくるので
大勢のところだと気を使う、という方
話の内容はほぼ、口の動きから読み取る、という方まで
まさに、千差万別。聞こえ方はグラデーション。

きこえる人にも、きこえない人にも、お互いに発見のあるワークでした。
タリーズ店員さんの手ほどきによるハンドドリップ体験や接客練習

さぁ、本イベントの目玉の一つが
タリーズ店員さんから直にレクチャーしてもらう


ハンドドリップ体験と接客練習です。
ハンドドリップ体験では、試飲も兼ねてということで
3種類もの豆を準備くださって・・・


タリーズ式の豆の蒸し方、淹れ方を教えてもらい
折角なので参加者全員でハンドドリップを体験。


大人でも、ハンドドリップはしたことが無い
という方が意外と多いのではないでしょうか?
参加した子どもの中には、人生初コーヒー!という子も。

自分で淹れたコーヒーを、おそるおそる(?)
口に運び・・・

その舌に感じるお味や、いかに!?(笑


それにしても、ハンドドリップ練習に
3種類もの違う豆を準備してくださったり
レクチャーのために、柔軟に時間や場所を
ご対応くださったり・・・

今回のタリーズ西宝店さんの受入姿勢と対応は、
まさに神!対応といっても過言がないほど
手厚いものでした。本当にありがとうございます。
お客様とのコミュニケーションの工夫。手作りPOPに指差しボードで準備万端!!

今回の企画のテーマの一つが
「お客さまとのコミュニケーションを工夫しよう!」です。
スタッフもお客さまの両方が
耳も聞こえ、口で話すことが出来るのなら、
それほど苦労はないかもしれません。

しかし、今回ではその前提が異なっています。
スタッフ(もしくはお客様の方でも)が「聞こえない」
としたら・・・?
そして、その「聞こえない」ことを強みにしようと思ったら
どんなことが出来る・・・?

そこで取組んだのが、(タリーズ店員さんのアドバイスもあり)
店内で試飲サービスを提供する際の
商品紹介のPOP作り!


せっかくなので、試飲させてもらった豆のPOPを
一人一人が作ることに。

たしかに、提供されるコップの横に、お勧め内容が書かれた
POPがあると、視覚的に分かりやすいですよね・・・!



クライマックスの指差しボード作りでは
大学生やスタッフさんのサポートを受けながら
みんなでアイデア出し。

このハンディを強みにかえる、オリジナルPOPに指差しボード
は20・21日の接客イベントにてお披露目です。
気になる方は、ぜひ、お客様としてタリーズ西宝店へ!!
20・21日はいよいよ接客「本番」!タリーズ西宝店へお客さんとして応援しに来ませんか?

6日・7日の2日間は、いわば準備編。
この2日間で学んだことを基に
いよいよ
12月20日(土)・21日(日)9:00〜11:00は、
タリーズ西宝店での「本番の店員体験」です。
(11時から12時は振り返り&交流会の予定)

上記の時間帯、子どもたちは実際に
- レジ前に立って注文を受けたり
- ドリンクやフードをお客さまのもとへ運んだり
- 差しボードやジェスチャーを使いながらコミュニケーションしたり
しながら、タリーズの一員として接客にチャレンジします。
そして、この2日間に必要なのが、
「お客さんとして応援しに来てくれる人」です。
- ろう・難聴児のチャレンジを間近で見てみたい方
- インクルーシブな接客を体験してみたい方
- デフリンピックをきっかけに、聴覚障害に関心を持った方
- 参加する子どもたちの家族・友人・先生として、背中を押したい方
など、どなたでも大歓迎です。


当日は、チラシを持参のうえ対象商品を購入してくださった方に、
各日先着でクッキーのプレゼントも用意されています。

聴覚障害の大学生当事者が立ち上げた、
子どもたちとのチャレンジ。
ぜひ、皆さんも一緒に
「聞こえない」から出発する
「聞こえない」を強みにする
新しくて優しい接客を、
お客さんとして体験しに来てください。




