リトルキッカーズ、現代サーカス創作団体「瀬戸内サーカスファクトリー」に出会う
リトルキッカーズは2013年の設立から今年で11年目を迎えます。
そのリトルキッカーズの大きな転機となったのが、2016-2017年、2019-202年にかけて
住友生命健康財団による助成事業「スミセイコミュニティスポーツ推進助成プログラム」の支援を受けたことでした。
そして、きたる2023年。
なんと、そのスミセイさんの2022年度助成対象団体に、我らと同じく香川県を拠点として活動する団体が選ばれたのです!
2011年から、香川から「現代サーカス」を発信し続けている瀬戸内サーカスファクトリーさん。
助成対象となるプロジェクト名は、
「地域社会と取り組むソーシャル・ サーカス 『瀬戸内みんなのサーカス』プロジェクト 」。
その「瀬戸内みんなのサーカス」プロジェクトに、なんとリトルキッカーズの代表宮本が、その分野の専門家としてお手伝いをさせて頂くことになりました。
もちろん、サーカスの専門家ではないですよ(笑
希望と再生の円環「ソーシャル・サーカス」
そもそも、「ソーシャル・サーカス」とは何でしょうか?
1980年代にフランスで誕生した現代サーカス。
「ソーシャル・サーカス」(社会に役立つサーカス。社会とともにあるサーカス)と呼ばれるジャンルも、時期を同じくして誕生しました。
多くのソーシャル・サーカスは、身体の仕組みや、トレーニング方法を熟知し、プロとしての表現力をもつサーカスアーティストや指導者によって行われています。
貧困地区の若者、内戦後の孤児、障がいのある方々など、一般社会の仕組みの中で生きづらさを感じたり、日常生活で希望を持てない状態にある人たち。
そんな世界中の多くの人たちが、プロの表現に触れ、身体を動かし、人と交わることにより、自分や他人への信頼を取り戻してきました。
ソーシャル・サーカスは、ときにフランスでは、移民の多い地区で彼らと対話するツールとなれば、イギリスではパラリンピックを契機にインクルーシブ・サーカスとして発達していきます。
今やその取り組みは、各国々、地域の人々の抱える課題に応える形で発展し、世界70カ国で行われている、それがソーシャル・サーカスなのです。
(以上、「瀬戸内みんなのサーカス」企画要旨より抜粋・編集させて頂きました)
瀬戸内海どころか国境をまたいで進められるプロジェクト
日本では現代サーカス自体が、まだ歴史の浅い、新しい芸術活動のジャンルです。
そのサーカスを通じて社会課題の解決を図ろうとするソーシャル・サーカスもまた、日本ではなじみが薄く、想像しづらいかもしれません。
しかし、上に書いた通り、海外では、もう40年以上の歴史があり、あのカナダのシルク・ドゥ・ソレイユも、サーカスを用いた社会貢献活動を長年行なっているそうです。
本プロジェクトには、日本の、いやここ香川で活動される専門家はもちろんのこと、ソーシャルサーカスの先進地であるフランスの専門家も参加して(!)進められるそうです(宮本が喋られる言語は讃岐弁だけなんですが、大丈夫なのでしょうか)。
そのような意味でも、「瀬戸内みんなのサーカス」が、これまでにない新たな流れの中で、香川、瀬戸内地区独自の発展をしていく可能性を、多いに感じてしまいます。
リトルキッカーズと瀬戸内サーカスファクトリーが新たな扉を開く
実は、リトルキッカーズでは、毎月のように、運動が苦手だったり、集団の中にうまく適応できないお子様を持つ保護者の方から、お問い合わせを頂いています。
しかし、活動のクオリティの維持を考えても、お受け入れできる子どもの数には制限があります。
幸いにも、リトルキッカーズには、これまで参加してくれた子ども達を通じて、「フットサルを用いた集団の中での療育」に関する知見と実践を積み上げることが出来ています。
また、代表の宮本自身は、言語聴覚士としてのキャリア、自閉症スペクトラム支援士としても、多くの子ども達に携わってまいりました。
「瀬戸内みんなのサーカス」の「サーカスを通じて、こどもの身体・情操感覚を養う」というチャレンジングな目標に、それらが存分に活かされ、子ども達にとって新しい活動の場所が増える契機となることを願って止みません。
そして、より多くの子ども達、保護者の皆さんが安心してチャレンジできる空間となることを信じて、団体としても個人としても、「瀬戸内みんなのサーカス」プロジェクトを応援していきたいと思います!
あわせて、このリトルキッカーズを通じて、「現代サーカス」という新しいジャンルが、一人でも多くの方に知ってもらえれば、嬉しいです。
なので、「瀬戸内みんなのサーカス」への取り組みも、このブログで随時、ご報告して参ります(の、つもりです笑)
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リトルキッカーズは、フットサルやダンス活動を通して、お子さんや保護者の方に、何かしらの達成感と安心感を感じてもらえる環境づくりを目指し活動しています。
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